2022年 コープあいち通信8月号
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ガッテンしていただけましたでしょうか。次回は「小牧ドライセットセンター」です。5セットする際に大切にしていること、工夫していることは?さまざまな農産物が、バラバラの時間帯に納品されますが、商品を保管する温度帯(10℃以下、15℃以下、常温庫)を3つに分けています。農産物の特性に合わせて、温度管理を徹底し品質を保持する商品保管は、管理する上でとても重要です。※Pプラス:フィルムにミクロの穴加工を施し、酸素の透過量の調整をして鮮度を保持する包装です。入荷検収→商品保管→加工作業→商品の仕分け(セット作業)→宅配センターへ出荷まで、農産物をお届けするために、効率のよい作業をめざしています。人手不足の中で生産性向上のために、加工エリアのレイアウトを見直し、日々歩行距離や商品を探す作業を見直す工夫も行っています。品質基準が外れた商品は袋詰め前に除去します。傷ものや規格外の商品は破棄せざるをえませんが、一部はフードバンクなどへ提供しています。●月度ごとに重点3品目を決めて、取引先と商品担当者が 重点的に対策を行っています。●蓄冷材の投入期間の延長をすすめています。●異常気象・天候不順(特に品質が不安定になる夏場)は、都度商品欠品の判断基準を検討しています。野菜や果物にはそれぞれ特性があり、それに合わせた保存方法が大切です。週に一度届く野菜を上手に保存して使い切りましょう!Q.2A.2鮮度維持する包材(Pプラス※)の開発、保冷箱の中に置く蓄冷材の位置など、農産品の状況に合わせて品質のよい商品をお届けすることを心掛けています。代表取締役社長(株式会社エムティ)竹たけうち内 幸ゆきひこ彦品質を保つために品質悪化時の欠品判断…フードディフェンスカメラ野菜や果物の上手な保存・活用法組合員別に仕分け作業商品の量に応じて保冷剤の置き方を変えるよい商品をお届けするためにフードディフェンスカメラで集品ミスを削減割れやすいたまごは最初にセット。バナナはできるだけ緩衝材を入れ、配送中の打身を防ぐように気を付けてセット。お申し出が大きく減りました。箱内に商品が少ない場合は、移動中に保冷剤がずれて商品がつぶれないように保冷剤を斜めに置きます。作業の安全を管理するとともに「誰が、どの組合員の商品をいつ・何個仕分けたか」などを追跡ができるよう、上部にカメラを設置。集品作業を動画で記録し、異物混入へのトレースや作業指導に活用しています。出荷から外れた商品の現状よい商品をお届け、満足していただくためにさまざまな対策をとっています商品の仕分け:工夫していること◀◀◀◀◀◀詳しくはこちら▼加工作業で除去されたリンゴ、トマトみなさんに品質のよい農産物をお届けするために組合員職員品質担保できない状況であれば、無理してお届けしない何とかできないかなあ申し訳ないなあ…せっかく注文した商品が届かない(         )鮮度不良異味表示・イメージ違い変色・色移りその他汚れの付着包装・容器不良その他商品トラブル等1,6001,200800400015年度16年度17年度18年度野菜  果物19年度20年度21年度新農産セットセンター稼働(ppm)2020年度 野菜・果物のお申出分類内訳集計東海コープ宅配 野菜・果物 お申出発生率(ppm)●野菜・果物ともに、傷み・カビ・変色などが最も多い。●次いで食感・食味不良、代替・遅配の返品。●お申出発生率で見ると、野菜より果物のほうが多い。●果物は新農産セットセンター稼働後は原料・商品の低温保存可能となり減少。お申し出件数上位〈野菜〉①トマト②ミニトマト③レタス④玉ねぎ⑤キャベツ〈果物〉①りんご②バナナ③国産柑橘④みかん⑤ぶどう※1000ppm=1000点に1件のお申出

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