2022年 コープあいち通信9月号
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ガッテンしていただけましたでしょうか。次回は「桑名セットセンター」です。5セットする際に大切にしていること、工夫していることは何ですか?商品によっては段ボール箱にぴったりと入っている場合があるため、作業者はピッキングの待機時間中に商品を取り出して向きを変えるなど、取り出しやすいように工夫をしています。コンテナに商品を入れるときには、次の作業者が入れやすいように、コンテナの手前に大きいもの(箱ものなど)を入れ、後ろに細かいものを入れる、商品がガサガサしないように隙間に入れるなどの工夫もしています。作業者がピッキングをする商品棚の後ろには、商品を補充する担当者がいます。担当者は棚の後ろから商品の減り具合を見ながら、補充を行います。 2~3ゾーンに一人の割合で担当し、作業者がピッキングしやすいように棚に入れる向きも決められています。ドライ商品はサイズや重さ、梱包資材(段ボール、瓶、ビニール袋など)がバラバラなので、そこに気を付けながら棚割りやピッキング作業を行っています。また、ビン類の注文が1オーダーで2点以上あるときには、納品される段ボールを緩衝材に使用して、瓶が割れないように巻いた状態でお届けします。ベルトコンベアでコンテナを流し、商品をピッキングするのはコープ独自のやり方です。宅配センターへの配送順に作業をする必要があるからです。商品のピッキングから出荷までの流れがスムーズにすすむことで、組合員に無事商品をお届けすることができます。そのため、ラインは1つのチームだということを意識しています。物流用語に「後工程はお客様」という言葉があります。それは、次の工程をする人のことを考えて作業するということです。ライン作業はまさにこの言葉の通りです。Q.2A.2ピッキング作業(棚から商品を取り出してコンテナに入れる)をミスなく早くするために、商品の置き方やコンテナへの入れ方、商品の補充の仕方などを工夫しています。(トランコム株式会社)伊 いとう藤 証 しょうじ治所長(トランコム株式会社)犬いぬかい飼 純じゅんや也新人スタッフの担当範囲段ボール箱の口を手前に商品を立てて取りやすく段ボールを横向きに入れる印段ボールを「タテ2列」に入れる印商品棚の後ろには補充用の商品がたくさん積まれ、担当者が様子を見ながら補充棚に補充します。こんなにたくさんある商品も1日のピッキング作業が終わるとすべてなくなります。補充棚(商品棚の裏側)に段ボール箱をどの向きに入れるか、印で表示しています。商品を取り出しやすくするひと手間商品棚の後ろの様子職員教育ラインは1つのチーム指導係は、普段は1人で2つの棚を担当していますが、新人スタッフに1つの棚を任せて、教えながら自分の棚を担当します。新人スタッフは約2週間で1人立ちします。※1人の担当する商品棚には24のアイテムが入っています。新人スタッフ指導係商品補充は後ろから商品補充の向きも大事棚割表(商品配置リスト)◀◀◀◀◀◀棚のそばには、商品ごとの注意事項が記載された棚割表が掲示されています。ケース売り商品は箱から出してしまわないように「ケース品」と表示。

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