55どんどん物価が上がって大変だったわ。メーカーさんが価格を管理して、生協で安く売ると品物を卸してもらえなくてね。CO・OPマークをつけた生協独自の商品をつくったんだよ。アメリカで人工甘味料のチクロが使用禁止になったのに、日本では使われていてね。CO・OPはすぐに使用しない商品を作ってくれたんだよ。不必要な添加物は使わない、自然な色のウインナーや、たらこもありがたかったよ。環境問題が注目を浴びるようになって、牛乳パックのリサイクルを始めたのがこのころから。飲料缶のプルトップがゴミになって散乱するのが社会問題になって、CO・OPが飲料缶をいち早く「ステイオンタブ」に切り替えたんだよ。家計が厳しくなる中、価格も大切、品質も大切。もちろん安全・安心で便利でおいしくって、環境にやさしくって、日本の農業も大切に…私たちの願いもいろいろ。がんばれCO・OP商品!1960年代1970年代1980年代生協の共同購入が急成長。全国の生協で独自のCO・OP商品が生まれてね。組合員も開発に携わったの。1979年の国際児童年をきっかけに開発された「CO・OPミックスキャロット」は、1万人組合員アンケートで生まれたの。1990年代現在CO・OP商品のあゆみ
元のページ ../index.html#36