ウィズコープ25年9月号
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ヘルシーでおいしい調味料にも使えるカレールウ4かくはん◀原料の焙煎・撹拌(1958年ごろ)原料の状態や品質を人の目で観察しながら、火加減や材料投入のタイミング、時間の調整などは、一釜約200kg作る今も変わらない◀宣伝カー音楽を奏でながら走り、集まった人々にショーを見せたのち、「即席カレー」を試食。昭和28年から45年ごろまで全国各地を回った株式会社オリエンタル・愛知県稲沢市File/56が、低カロリーで多用途なことを広めたいとグループを作り、活動を始めました。もっとヘルシーにと、油脂を植物油脂や酵母エキスの使用に変更し、塩分・油分を減らすことを決定。しかし油脂を変えておいしさを保つことは難しく、組合員の思いに応えるため、オリエンタルでは試行錯誤の日々でした。組合員も試作品の検討や試食モニターから声を集めて協力しました。 粉末ルウの特長は、釜で焼き上げた香ばしさと風味が豊かなところです。調味料としても使いやすく、手軽にカレー風味を味わうことができます。色もスパイスの色、そのままです。ただ、1回に作る量に限りがあり、大量生産ができません。手間暇かけて心を込めてお届けしています。コープあいちが長年大切にしてきたこだわりの商品には、一つ一つにストーリーや思いが詰まっています。その商品にまつわる、誰かの思いに耳を傾けてみませんか。そこに込められたさまざまな思いを巡ります。 バックナンバーはこちら◀リニューアル検討会「扶桑町カレークラブ」を発足。味の他、パッケージの形態やデザインなども、組合員と検討オリエンタル ベーシックカレー(中辛)120g次回予定:10月2週▲粉末原料混合香辛料や小麦粉、調味料を混ぜる。小麦粉に油脂を加えて炒るところから粉末状のカレーになるまで、一つの釜で行う直火焼フレークタイプで使いやすく、いろいろな料理に使え、基礎調味料としての役割を持ったカレールウ自然な食品づくり 昭和20年11月、日本初の本格的なルウタイプのインスタントカレーが、オリエンタルから誕生しました。家庭で手軽にカレーを食べてもらいたいと開発し、宣伝カーで回りながら風船やスプーンを配って試食をすすめ、やがて全国に広がっていきました。昭和40年代になると固形ルウが主流になりましたが、オリエンタルでは粉末状のルウにこだわり続けています。それは創業当初から「添加物はなるべく少なく、自然な食品づくり」をめざし、固形化するための油脂の使用を控えているからです。組合員と作り上げた ベーシックカレーは組合員との共同開発商品です。カレールウを使った子ども料理教室に参加した組合員いいいいいいモノコトトコロオリエンタルベーシックカレー

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