ウィズコープ2月号 2024年 vol.308
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有松の職人たちの手で作りました。お楽しみに!糸を抜くのも専任の職人で約1週間かかります有松絞商工協同組合山田剛生さん最初に技法や仕上がりのイメージを確認して染め方を考えます。絶え間なく棒でかき混ぜながら染色します。やまだ たけお3藤沢染工場にて手染めは思い描いた色を出すことができ、ムラなくキレイに仕上がります。乾燥も自然乾燥にこだわっています。塚本さん(稲沢市)さまざまなオーダーに応えるため、毎回色を調合します。染料を溶かした熱湯の中に生地を入れて染めます。夏はとても暑く、大変な重労働です一反の生地の場合、むらができないように染め上げるのは難しく、経験と勘が必要です。巻上絞り(まきあげしぼり)技法を使って、一枚一枚職人の手でくくり、手染めしています。生協オリジナル商品です。次回予定:5月ごろ井戸さん(名古屋市)絞りとともに発展をとげ、歴史的な建物も数多く残る有松は「日本遺産」に認定されています。染め上がった生地には、まだ糸が付いたまま。すべて手作業で仕上げる有松絞りは、模様の形、染めの具合などが微妙に異なり、ひとつとして同じ物がありません。職人さんたちに実際に話を聞き、どんな思いで、もの作りをしているかを知ることができました。これをきっかけに、また有松を訪ねて絞りの歴史や背景をもっと深く知りたいと思いました。絞り体験をして、糸を巻く大変さを実感しました。湯気が立ち込める中で染色することがいかに大変かも直に感じました。今までとは違う目で有松絞りを見ることができるようになりました。約400年前に有松・鳴海地域で、知多木綿を絞って藍染めしたのが始まり。サラリとした肌触りのよさから浴衣の素材として人気を集めました。近年では商品展開も豊富になり、洋服やバッグ、小物などがそろいます。ここで生地に傷を付けてしまうと、これまでみんなが積み重ねてきた仕事が水の泡に。東海コープ限定品生地を広げるとキレイな模様が!募集案内は本誌7ページに掲載。産地訪問や座談会など、さまざまな「知りたい」「やってみたい」に参加してみませんか。糸抜き有松絞りとは全国の約9割以上の絞りを生産染 色現場見学と生産者の話を聞いて広報モニターに なりませんか?有松絞り手ぬぐいハンカチ

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