ウィズコープ3月号 2025年 vol.321
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①③②4鮮度と品質を大切にしたさば骨を取ってみんなに愛される極洋食品株式会社・宮城県塩釜市File/51コープあいちが長年大切にしてきたこだわりの商品には、一つ一つにストーリーや思いが詰まっています。その商品にまつわる、誰かの思いに耳を傾けてみませんか。そこに込められたさまざまな思いを巡ります。 バックナンバーはこちらみぞれ煮と煮付け用◀漁船と港さばの競りは洋上(船上)で行われる。加工工場は港の横にあり、工場で選別・包装・冷凍の工程に送られる◀骨取り加工1人目の骨取り後、2人目はさばの骨の部位の書かれたカードを見ながら手で触ってチェック。最後に3人目が確認◀充填(じゅうてん)切り身を包装機に並べ、たれを充填し、パック後スチーマーで加熱して煮魚に①  骨取りさばの味噌煮(固形量180g(3切・個包装)) 次回予定:3月4週②  骨取りさばのみぞれ煮(固形量180g(2切×3)) 次回予定:毎週③  骨取りさばの煮付け(しょうゆ)(固形量180g(2切×3))次回予定:3月3週※味噌煮は2切、みぞれ煮は2切×2の規格も あります骨がないので食べやすく、便利な個包装で湯せん調理の手軽さも特長。コープを代表する人気商品味噌煮用▲さばの切り身みぞれ煮と煮付けは、味噌煮で使うさばと同じ切り身を使っている。一番大きい切り身を味噌煮用、それ以外の切り身を組み合わせて、みぞれ煮と煮付け用にこだわりのさばを輸入 骨取りさばシリーズは「子どもたちにもっと魚を食べさせたい」という声から生まれました。忙しい組合員からも湯せんするだけの簡単調理が支持されて、幅広い世代に愛される商品です。 原料のさばがとれるノルウェーには、北欧随一の生産基地と近代設備があり、基幹産業として、国を挙げて資源管理に取り組んでいます。漁の最盛期は9月から11月。脂のりが最もよい時期で、身が引き締まり、ジューシーでおいしい高品質なさばが捕れます。漁場は陸から近く、新鮮なさばが工場に横付けされた船の船倉から、ポンプホースを通して直接工場に送られます。選別と等級付けが済んだら凍結機に。水揚げから、この間わずか15〜20分の作業です。ていねいな加工と調理 骨取りとカットはタイ・ベトナムで、手作業です。細かな骨は専用ピンセットでていねいに取り除き、骨の残りがないか複数の人が点検しています。食べやすさにもこだわり、胸ヒレ・腹ヒレや黒い腹皮も取り除くていねいさです。切り身にカットする工程では、味噌煮用とみぞれ煮用を組み合わせて余すところなく活用し、フードロスを削減しています。 調理は日本です。切り身とタレを充填して真空パックし、スチーマーで加熱調理しています。おいしさの追及も怠らず、みぞれ煮では、大根の量を増やしたり大根の粒感をアップさせたりと、見直しは欠かせません。加工や調理を別々の国で行うことでリスク分散を図り、安定した供給につなげています。いいいいいいモノコトトコロ骨取りさばシリーズ

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