ウィズコープ4月号 2024年 vol.310
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独自技術で豆腐の常識を変える造りたてのおいしさを冷凍庫に4株式会社マメックス・岐阜県関市File/42コープあいちが長年大切にしてきたこだわりの商品には、一つ一つにストーリーや思いが詰まっています。その商品にまつわる、誰かの思いに耳を傾けてみませんか。そこに込められたさまざまな思いを巡ります。 バックナンバーはこちら◀原材料の大豆豆腐造りに適した国産大豆を使用。おいしさ、便利さだけでなく、原料の安全性にもこだわる◀大豆の浸漬重量が2〜3倍になるまで水に浸漬する。浸漬時間は「職人の経験と技」に左右される豆腐造りの要◀離乳食交流会(2019年)少量から調理でき、長期保存もできるので離乳食にも便利。宅配センターで交流会も行っているマメックスの便利とうふ(サイコロサイズ) 500g 次回予定:4月3週※パッケージは変更になることがあります▲カット後の豆腐製造ラインは自動化。豆腐は均一にカットされ、急速冷凍ラインに向かう包丁いらずで、必要なときに必要な量だけ使える便利な冷凍豆腐。おいしさはもちろん、安心・安全も大切にしている豆腐の冷凍に挑戦 かつて豆腐は、一丁単位で買うものでした。残った豆腐は冷蔵庫で保存しても日持ちしません。技術の進歩で賞味期限が延びた豆腐もありますが、使い切るのが原則です。マメックスは「もっと使いやすく、日持ちさせたい」と豆腐の冷凍に取り組むことにしました。通常豆腐は冷凍できません。凍る際に内部で氷の結晶が大きくなり、豆腐の組織を壊して「す」が入ってしまうからです。開発は失敗の連続でした。改善を重ね2年の歳月をかけて独自技術を開発。型崩れしにくい滑らかな冷凍豆腐を作り出しました。同じころ、生協では組合員の「日持ちする豆腐がほしい」という声で、メーカーを探していたところ、すでに学校給食で使われていたマメックスの冷凍豆腐にたどり着き、取り扱うことになりました。ライフスタイルの変化に合わせて 原料は国産大豆100%です。ラインのほとんどが自動化なので、包装するまでは、ほぼ人の手に触れることがありません。細菌検査や検品はもちろん、カットの状態や解凍後の食感や風味についても、毎日の官能検査でチェックしています。 長期保存ができ、切る手間もなく、冷凍のまま使いたい分だけ使える、名前の通りの「便利とうふ」。当初は「高野豆腐ではないか」「冷凍で大丈夫?」など、懐疑的な目で見られていました。生協のお店で試食販売を何度も繰り返して特徴を伝え、組合員の要望から宅配でも取り扱いが始まりました。東海コープでの利用で便利さと安全性が評価され、今では全国の生協やさまざまな業種で利用されています。いいいいモノコトトコロいいマメックスの便利とうふ

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