ウィズコープ8月号 2024年 vol.314
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思いやりの心があればもし身近で外国の方が困っていたら、迷わず声を掛けてみてください。少し不安かと思いますが、言葉が分からなくても強い気持ちがあれば、ジェスチャーなどできっと通じると思います。そういった声掛けが日本に住む外国人の方々の孤立を防ぐことにもつながり、みなさんがその国に興味も持つきっかけとなり、それぞれの支援の仕方も見えてくるのではないでしょうか。心のケア心のケア心のケアハンド・イン・ハンド募金3コープあいちでは、すべての人が平和で安心してくらせる社会になることを願って、平和の取り組みをすすめています。・核兵器廃絶と世界平和の実現をめざし、次世代へ継承します・誰もが笑顔で食事ができる、ふだんのくらしを大切にします・飢餓や貧困をなくし、子どもたちへの支援を推進します・国際間で寛容と協同の精神を広げ、 希望の持てる社会づくりに貢献しますみなさんの平和を願うメッセージをお寄せください一人ひとりの小さな思いやりの心が、地道ではありますが、最終的には平和につながるのではないかと考えています。私にとって第二の故郷ともいえるあの美しい街の破壊を一刻も早く止めたいと思いながら、この2年半の間どうすることもできなかった私が、試行錯誤しながらたどり着いた今の思いです。合唱を披露するコンサート。練習も避難者にとって大切な居場所ウクライナ在住経験を生かした対応をしています\創立以来大切にしてきたスローガン/支援者からの声でタケノコ掘りを体験。日本の味覚を堪能避難者と支援者、それぞれの思いをつなげています最低限の家電や家具仲間づくり居場所づくり個別対応孤立防止避難生活が長引く中「言葉」「就労」「子ども・若者の教育」「健康」「心のケア」等、問題はさらに複雑化・深刻化しています。戦争によって、かけがえのない日常のくらしを失った避難者一人ひとりに向き合いながら、新規の避難者には、日本の酷暑や寒さをしのぐためのエアコンなども必要です。みなさんの寄付金で購入しています。異国での生活の立ち上げなど、さまざまな支援を続けています。手芸をしながら近況をおしゃべりして楽しいひとときを過ごしたり、日本の風習に触れたりしています。合唱団を結成して練習に励み、コンサートを開催することも。避難者どうしの交流も行っています。病院、役所、学校への付き添いなどの個別支援は、「孤立」や「孤独」防止にもつながる大切な活動です。詳しくは、10ページで官民の支援が減少し、今後の活動ができなくなる可能性も。以前は日本在住の親族を頼り来日する人が多かったのが、最近はそうでない人が増加。日本の言葉や文化に初めて触れるケースが多く、より手厚いサポートが必要。ほった   みきこ堀田 美希子さんかとう あやこ加藤 絢子さん関心を持ち続けること侵攻開始から約2年半。残念ながら未だ戦争は終わっていません。本国の方はもちろん、避難されている方にとって、終わりが見えない中で未来を想像することはとても難しく苦しい状況です。そんな方々に、私たちにはどんな支援ができるのでしょうか。私たちはそれを念頭に置き、日々活動しています。 「自分に何ができるのか」とても難しい問いかけだと思います。でも、それを考えていただくだけでもありがたいのです。世の中の関心が薄れていくことは防げません。だからこそ、関心を持ち続けて“自分には何ができるのか”と今一度問いかけてみていただけたらと思います。みなさんのその気持ちが、支援の一歩になると信じています。あいち・なごやウクライナ避難者支援ネットワークの活動長期化するロシアの軍事侵攻… 自分に何ができるのか?募金みなさんの寄付がウクライナ支援者を支えますコープあいちの「平和活動・国際協力活動」の考え方生活必需品生活必需品生活必需品個別のサポート個別のサポート個別のサポート平和と よりよい生活のために

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