ウィズコープ9月号 2022年 vol.291
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●高台だから、マンションだからと油断しないで!自宅に被害がなくても、周囲のライフラインが止まる場合に備えて、水・食料の備蓄、停電時の準備などが必要です。●浸水対策で車を高台に移動させるのも◎自治体が作成したハザードマップで、自宅付近の被災リスクを確認しましょう。洪水・浸水、土砂災害、高潮、津波など、災害ごとにリスクは異なります。風水害が起きたときのリスクを、事前に知っておくことが大切です。どこにどこにどこにどこに逃げる?私の私の私の私の危険を知る※災害のリスク情報を表した地図。行政のWebサイトなどで入手できますハザードマッハザードマップ※の確認の確認市町村市町村の避難所避難所知人宅、親類宅、ホテル知人宅、親類宅、ホテルなどなどテレビやラジオから聞こえるテレビやラジオから聞こえる用語の意味用語の意味「線状降水帯(せんじょうこうすいたい)」積乱雲が帯のように連なったのが線状降水帯。長時間にわたり大雨になります。「記録的短時間大雨情報」気象庁が「大雨警報」を出して警戒を呼び掛けているときに、実際に短時間に猛烈な大雨を観測した場合、災害への一層の警戒を呼び掛けるもの。CHECK気象状況により危険になる場所があるかなどを確認しながら、実際に一度移動してみましょう。市町村の避難所以外に避難する「分散避難」は、新型コロナウイルス感染症対策にも有効です。CHECK気象情報で最近よく使われるようになった用語の一例です。他にも聞き慣れない言葉があったら、どんな意味か正しく理解するようにしましょう▼ハザードマップ(洪水の目安)の一例(名古屋駅、栄駅、名古屋城、枇杷島橋)出典:ハザードマップポータルサイト名古屋駅名古屋城枇杷島橋栄駅栄駅栄駅風水害は危険をあらかじめ予測できる災害です。命を守るか危険にさらすかは、自分の行動にかかっているのです。被害を少なくするために一人ひとりができることは何でしょうか?2022年度内閣府「被災者支援のあり方検討会」委員を務める認定NPO法人レスキューストックヤードの浦野さんにお話をうかがいました。風水害に備えて【認定NPO法人レスキューストックヤード】 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階過去の災害から学んだ教訓を伝え、災害に強いまちづくりのお手伝いをする名古屋の認定特定非営利活動法人。防災・減災対策に役立つ知恵やノウハウを提供しています。「どこにどこに」「いついつ」 逃げる?SDGs認定NPO法人レスキューストックヤード 浦野 愛さんうらの あい私は私は地球温暖化がすすむなか、風水害は増え続けるといわれています。これまで被害のなかった地域も油断は禁物です!2

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