ウィズコープ9月号 2022年 vol.291
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農薬を減らすために農薬を減らすために りんご・梨の生産者グループ、Fエース農園とのお付き合いは、1974年の二十世紀梨の取り扱いから始まりました。りんごは「安全な物を安心して食べたい」という組合員の希望をかなえるため、出荷する1カ月前に農薬の散布を取りやめたところ、病気や害虫に侵されてしまいました。そこで、それらに負けない取り組みが始まりました。 土づくりでは、丈夫な果樹を育てるために鶏フンや油かすなどの有機肥料を使っています。病気が発生しにくい環境づくりも大切で、草刈りは欠かせません。フェロモントラップを使い害虫の繁殖を抑えることで、農薬の使用量を減らしています。受粉にはミツバチを使います。ミツバチは農薬に弱いため、そのときは周囲の農家と協力し、地域全体で農薬の使用を減らしています。りんごや梨の作業は機械化が難しく、ほとんどが手作業で行われています。交流で続く思い交流で続く思い 産地は日当たりがよく、昼夜の温度差も大きく、水はけのよい土壌と、おいしく色付きのよいりんごができる自然条件がそろっています。しかし、果樹栽培の収穫は1年に1回だけです。天候や環境、病害虫で出来栄えと収穫量が左右されてしまいます。それでもこの栽培方法を続けているのは、半世紀近く続く組合員との交流で生まれた信頼があるから。農園の「オーナーの木」を中心に、組合員が現地を訪れ、収穫体験などを通して交流しています。「おいしくて安全・安心なりんごを届けたい」その思いは今も続いています。▲生産者のみなさんFエースとは「Fresh(新鮮)・Fruit(果物)・Farmer(農家)・Family(家族)・Fight(努力)の5つの『F』のエースをめざそう」という意味なりはじめのりんごの状態を確認し、よい実に育つものを選んでそれ以外のものは手で摘み取る◀ふれあいカードFエース農園のりんごや梨に入っている生産者カード。感想を記入する欄も◀摘果◀りんご・梨のオーナー企画(2004年)「産地の自然・環境・人々」とふれ合い、さまざまな体験を通じて生産者との信頼を深めているいいいいいいモノコトトコロFile/24コープあいちが長年大切にしてきたこだわりの商品には、一つひとつにストーリーや思いが詰まっています。その商品にまつわる、誰かの思いに耳を傾けてみませんか。そこに込められたさまざまな思いを巡ります。 おいしさと安全・安心を栽培の基本に思いに応えて作り続けるWebでも読めます果樹栽培に適した土地で、生産者の工夫と努力の下で実りますFエース農園・長野県下伊那郡松川町りんご・梨ふじ 1.5kg次回予定:11月3週4

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