ウィズコープ9月号 2024年 vol.315
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焼きたてのおいしさを届けて「幸せな食卓」を応援4株式会社タカキベーカリー・広島県広島市File/45小麦の香りと味わいをシンプルに表現し、毎朝食べても飽きのこない味わい。少し厚めのスライスは、トーストすると表面はカリッと、中はもっちりコープあいちが長年大切にしてきたこだわりの商品には、一つひとつにストーリーや思いが詰まっています。その商品にまつわる、誰かの思いに耳を傾けてみませんか。そこに込められたさまざまな思いを巡ります。 バックナンバーはこちら◀縦型ミキサー繊細な動きでやさしくこね上げる専用ミキサー。人の手のような動きでミキシングする◀社員研修社内で希望者を募り、畑を耕し小麦を栽培することからパンの製造まで、一からパンについて学ぶ◀交流会(中川センター)パンの他、せいきょう牛乳やミルクプリンと一緒に、試食をしながら楽しく交流石窯モーニングフランス 6枚次回予定:9月3週▲石窯熱したオイルで焼き床の石板と天井を加熱。石板から発した遠赤外線が、凹凸の天井に反射し、豊富な熱量で包み込むように焼き上げる食卓に幸せを運びたい タカキベーカリーは創業以来、「食卓に幸せを運ぶ。毎日の食卓が家族のかけがえのない時間であってほしい」との思いで、いろいろなパンを提供してきました。また、添加物をできるだけ使わないパン作りに取り組んできました。生協とのお付き合いは組合員からの「家庭でこそ、焼き立てのおいしいパンを食べたい」という声からでした。その声に応えるため、2005年、宅配用の焼成冷凍パンの製造がスタート。同じころ、製パン工場として初の石窯を導入しました。組合員に、より楽しんでもらいたいと、種類の豊富な常温保存のパンの取り扱いも始まりました。石窯で焼いたおいしいパンと、焼き立てのおいしさを閉じ込めた焼成冷凍パンは、今では生協でタカキベーカリーの顔となっています。おいしさと安全を生み出す 石窯は熱せられた石から出る熱で焼きます。遠赤外線の効果で水分が必要以上に蒸発することなく、皮はパリッと中はしっとり、素材の風味を閉じ込めたパンになります。オリジナルの石窯パン専用粉は、ミネラルやビタミンなどが多い部分を残し、うま味が強いのが特長です。生地は縦型ミキサーでしっかりと水分を抱き込ませ、火通りのよいしっとりとした生地を作ります。石窯パンの生地はとてもデリケート。人の手より大切に扱う機械で優しく成形しますが、仕上げは職人が一つ一つ目と手で確認しています。 安全・安心は従業員すべての姿勢と努力によると考え、意識を育てる運動をすすめています。その上で外部からの指摘として、国際基準認証を取得し、食品安全を強化しています。いいいいモノコトトコロいい石窯モーニングフランス

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