おいしい、簡単、便利組合員のくらしに合わせて開発4▲かやくの飛び出しがないよう、表面を人の手で整えていく東洋水産株式会社・東京都港区File/36ようやく出来上がりました。コープあいちが長年大切にしてきたこだわりの商品には、一つひとつにストーリーや思いが詰まっています。その商品にまつわる、誰かの思いに耳を傾けてみませんか。そこに込められたさまざまな思いを巡ります。 バックナンバーはこちら◀トレー充てんできたスープと具材をトレーに充てんしていく◀凍結庫搬入トレーに充てんしたものをトロリーに入れて凍結庫に運ぶ◀急速冷凍庫超低温で急速冷凍し、一晩凍らせる たまごスープ(フリーズドライ)35g(7g×5)いつでも注文カタログ たまごスープ(フリーズドライ)70g(7g×10)いつでも注文カタログ▲真空乾燥庫凍結したものを真空乾燥庫の中に入れる。氷になっていたスープの水分が、溶けることなく水蒸気になり蒸発し(昇華)、乾燥するフリーズドライスープの中でもNo.1の商品デビューから愛され続けているロングセラー商品どんな料理にも合うスープどんな料理にも合うスープ 1990年代、市販のフリーズドライのスープは和風・洋風・中華風と、特定の料理に合わせた味のものがほとんどでした。粉末や顆粒スープなどの安価なものに比べて値段も高く、量販店からは見向きもされませんでした。唯一、高く評価した生協と東洋水産が、組合員のくらしを考え、どんな料理にも合うスープの開発を始めました。 めざしたのは「家庭で作るかき玉」です。東洋水産ではフリーズドライ製法で即席麺の具材を製造していましたが、スープの開発は初めてのことでした。フリーズドライ製法では、スープの試食に最低3日は必要です。液卵の温度や注ぐ速さなど、何度も調整しましたがすぐには結果が出ないため、なかなか進展しませんでした。100回以上もの試作を繰り返し、新鮮なたまごにこだわる新鮮なたまごにこだわる 1994年の発売当初から変わっていないのは、たまごのふんわり感と滑らかな食感、飽きのこない味付けです。それには新鮮なたまごを使うことが欠かせません。加工用の液卵でも試作しましたが、どうしても新鮮なたまごで作ったスープの品質を超えられませんでした。使うのは国産のたまごだけ。新鮮さにこだわり、厳しい基準の検査に合格したものだけを使用しています。 学習会やサンプルなどでみるみるうちに人気が出て、大容量タイプを求める組合員の声にも応えてきました。今では生協の人気商品の一つです。いいいいいいたまごスープモノコトトコロ
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