4文字目のキーワード 今年も残念ながら有毒植物を誤食してなくなる事例が発生しています。原因は、食用のギョウジャニンニクだと思い、有毒植物であるコルチカム(イヌサフラン)を誤って食べたためです。自然毒の死亡原因は、フグやキノコと思っている方が多いと思いますが、この10年間で、有毒植物中毒で17人が亡くなっているのです。イヌサフランの誤食による食中毒は22件発生し、28人が食中毒、その内13人もの方が亡くなっており、とても致死率が高くびっくりです。 今年5月札幌市で、ギョウジャニンニクと間違えてイヌサフランを食べ、2人の方が亡くなりました。イヌサフランは、アルカロイド性有毒成分「コルヒチン」を全草に含み、嘔吐、腹痛、下痢、けいれん等の症状を引き起こします。コルヒチンのヒトの最小致死量は、体重50kgの場合、微量の4.3mgで、毒性の強い物質が身近にあるのです。 イヌサフラン食中毒の多くは、春に開花後の葉をギョウジャニンニク等の山菜と間違え、秋には球根9● 虫の発生を予防し、清潔に保管するために、容器をこまめに清掃し、前のお米を使いきってから新しいお米を入れる。● カビが発生する恐れがあるため、密閉容器に入れ、湿気の● 乾燥しすぎやひび割れは、べたつきごはんの原因。直射日● 臭いが移りやすいので、近くに強い臭いのするもの(灯油、● 臭いや変色の原因になるため、● 熱いうちに1食ずつラップで包み、冷めたら冷凍多い場所や水がかかる場所は避ける。光が当たらない涼しい場所で保管。洗剤、化粧品など)を置かない。炊飯ジャーでの保温は12時間以内に。し、使うたびにレンジで解凍。※JAあいち経済連Webサイトより保存方法 残りごはんの保存方法4月20日 田植え交流会(JAあいち中央)生産者から植え方を学ぶはじっこクイズクイズで米作りを学習次回予定:毎週愛知県では、豊富できれいな水と温暖な気候を生かして、安全・安心な米作りが行われています。品種改良などへの取り組みも盛んで、独自開発でその土地に合った品種が誕生しています。適地適作は生育もよく、病虫害にも強く、減農薬で栽培できます。その中に生協の産消提携三原則に沿って栽培された米があります。①産地と生産者が分かり、②産物基準を満たし、③生産者と組合員が交流して利用につなげています。毎年、産消提携米の産地で行われている田植えや稲刈りの稲作交流会もその一つです。東海コープ商品検査センターをミョウガやジャガイモ等と間違えて誤食した事例もあります。山菜取りも注意が必要ですが、家庭菜園で食用球根と薄紫色のきれいな花のイヌサフランを近くで植えると、間違えて葉や球根を食べてしまう場合もあり、とても危険です。観賞用の花壇と家庭菜園とはきちんと分けることが大切です。【見分け方のポイント】ギョウジャニンニクは、名前の通りニンニクのような香りがしますが、イヌサフランは香りがしない。取ったときにまず臭いを確認することです。根元の色も違います。他にも、スイセンをニラと間違えたり、トリカブトも青紫の花が咲いていれば間違えないでしょうが、葉だけだとニリンソウ、モミジガサ等山菜と思って誤食するケースがあり要注意です。「見知らぬもの、分からないものは食べない!」これが鉄則でしょう。参照/厚生労働省自然毒のリスクプロファイル:高等植物:イヌサフランhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000058791.html出典/北海道「毒草ハンドブック」https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kse/sho/tyu/kus/103029.html左:ギョウジャニンニクの根元は赤紫色中:イヌサフランの根元は緑色右:イヌサフランの花詳しい検査内容は8月度の検査検体数(合計953)【報告日】2024/7/21〜2024/8/20微生物849残留農薬47食品添加物7動物用医薬品9GMO5その他理化学検査1アレルゲン6残留放射性物質4ヒスタミン25検 索東海コープ 検査センターhttps://www2.tcoop.or.jp/安全で確かな品質のコープ商品をお届けするため、科学的なデータでバックアップするのが商品検査センターの役割です。斎藤 勲(さいとう いさお)さん東海コープ事業連合商品検査センター技術顧問今月のテーマ今年もイヌサフランを誤食して2人亡くなっています「食についてもっと知りたい!」という声にお応えします。知らなかった食の知識をあなたの日々のくらしにプラス!コープを利用しているからこそ、一緒に考えてみませんか。愛知県で最も多く作られている品種で、大粒でしっかりとした食感が人気です。予約登録すると本体価格より40円引きです。「百足」「蜈蚣」虫の名前です。なんて読む? > > ●○○(1文字目)検査センターだより主食こそ地産地消で!あいちのかおり(5㎏)
元のページ ../index.html#9