ウィズコープ11月号 2022年 vol.293
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安心できる品質を求めて安心できる品質を求めて 高度経済成長期の1972年、「化粧品公害」と呼ばれる肌トラブルが多発していました。「毎日素肌に使うから安全・安心な化粧品を」という組合員の強い要望と、創業以来、植物抽出成分にこだわってきたクラブコスメチックスの姿勢が重なり、生協とクラブコスメチックスで共同開発が始まりました。全国延べ8000人の組合員アンケートをもとに5年の歳月をかけて、1977年コープ化粧品の第1号商品「コープ基礎シリーズ」が誕生。ミニセットが発売されました。着色料、鉱物油などの成分を使わないことを組合員が求め、それに応えた組合員のための商品です。変わっていないこと変わっていないこと この間何度も改良が重ねられましたが、一貫して変わっていないことがあります。それは組合員の要望による全成分表示と、製造年月日の記載です。これは品質に自信があるからこそできること。さまざまな試験で安全性を確認するのはもちろん、過去5年間の全製品・全ロットを保管し、製造から1年経過後に製品試験を実施する念の入れようです。でも、どんなによい商品でも使ってもらわなければ何にもなりません。毎日使い続けられる誠実な価格、品質に合った価格をめざし、広告費をかけず、過剰な包装もしていません。 リニューアルは、必ず行われる組合員アンケートや聞き取りに基づいていますが、製品だけでなく、容器の使いやすさにまで及んでいます。時代のニーズに合わせて組合員の思いに応えること、これも開発当初から変わっていません。世代を超えて長く愛される秘密はここにもあります。▲初代コープ基礎化粧品シリーズ1978年(昭和53年)新発売。化粧水は480円で販売。リニューアルを重ね、現在は9代目となる3年以上品質を保てる商品は製造年月日記載の義務がなく、多くのメーカーは製造番号のみ。コープ基礎化粧品は以前から記載◀設計開発・品質管理成分となる植物や生薬を研究し、その配合バランスや抽出方法など検討を重ね、よりよいものをめざしている◀製造年月日を記載◀交流会(2018年)センター・店舗・福祉施設などで学習会・交流会を開催。使用感や効果を実感してもらい、声や要望をいただくいいいいいいモノコトトコロFile/26コープあいちが長年大切にしてきたこだわりの商品には、一つひとつにストーリーや思いが詰まっています。その商品にまつわる、誰かの思いに耳を傾けてみませんか。そこに込められたさまざまな思いを巡ります。 誕生から45年の超ロングセラー組合員の思いに応え続けてきたバックナンバーはこちら株式会社クラブコスメチックス・大阪府大阪市コープ基礎化粧品「素肌に必要なものだけをたっぷりと」、お肌のことを大切に考えて作られた化粧品左:   スキンローション(高保湿)150ml右:   ミルクローション 130ml次回予定:毎週「いつでも注文カタログ」に掲載しています。4

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