号8創刊300記念メッセージ3文字目のキーワード 昔々、AF2(フリルフラマイド)という殺菌剤がありました。 1965年(昭和40年)食品添加物として認可され、魚肉ハムソーセージや豆腐などに使われるようになりました。昔は町の肉屋さんや豆腐屋さんが作り、その日に売り切る日配品でしたが、スーパーなどでメーカー品が出回るようになり、大腸菌などの食中毒菌によく効くこのAF2は、流通販売上もとても有効な添加物として利用されました。 食用タール色素やチクロ(甘味料)の発がん性など、食品添加物の安全性が問題視されていた時期でもあり、AF2も、細菌や細胞を培養する試験で、染色体異常(遺伝子に悪さをすること)を起こすことが分かり、AF2の毒性が大きな問題となりました。さらに、ネズミの毒性試験で前胃(人にはない)にがんが発生することが確認され、国は1974年に使用を禁止、「こんなものを食べさせたのか!」という社会的反感も大きく、消費者運動の添加物排除運動の標的となりました。 褒めることが少なかった夫が「これ、おいしい」と言ったのが、コープのリフレッシュ。初めて聞いた褒め言葉に、私もびっくり!うれしくなって、それからリフレッシュをよく注文していました。カロリーハーフなど、いろいろな種類が増えて試しましたが、一番の好みは定番のリフレッシュ。今は写真となった夫にお供えしています。炭酸の苦手な私は、残念ながらケースでは飲み切れないので1本ずつ。喜んでくれているかな…。6月号募集の「コープと私」には、250通を超える笑いあり涙ありのメッセージが届きました。ありがとうございました。一部をご紹介します。今月のテーマはじっこクイズ東海コープ商品検査センター詳しい検査内容は9月度の検査検体数(合計1106)【報告日】2023/8/21〜2023/9/20微生物976残留農薬63食品添加物13成分分析6GMO1アレルゲン27残留放射性物質11ヒスタミン9検 索東海コープ 検査センターhttps://www2.tcoop.or.jp/安全で確かな品質のコープ商品をお届けするため、科学的なデータでバックアップするのが商品検査センターの役割です。三段跳びは〇〇〇 ステップ ジャンプ>> ●○○(1文字目)斎藤 勲(さいとう いさお)さん東海コープ事業連合商品検査センター技術顧問「食についてもっと知りたい!」という声にお応えします。知らなかった食の知識をあなたの日々のくらしにプラス!コープを利用しているからこそ、一緒に考えてみませんか。 しかし、今から10年くらい前に当時の毒性試験の検査方法の不備や毒性の再評価が行われ、細菌特有の酵素が原因で、その酵素を持っていない哺乳類細胞での変異原性(遺伝子に悪さをするかどうか)は弱いと判明。また、ネズミを使った試験で遺伝子に悪さをする物質があると、その物質が攻撃する臓器での変異原性を調べることができます。この結果でもAF2は陰性となりました。当時AF2使用の食事からの摂取量計算では、発がん性などのリスクはほとんどない量であったと記されています。 こういった事実は関係する研究者などでは共有されていますが、消費者には毒性の再評価の情報はあまり知られていません。当時から生協も食品添加物の安全性を大きく取り上げて厳しい対応をしてきました。すでに添加物としては消滅した物質で、今更使えとは言いませんが。その時々で安全性の評価が変わったものについては科学的データをもとに冷静な対応をしていく必要性を感じます。 お試しでもらったミックスキャロット!おいしくて子どもたちにと注文しました。早速届いて飲んでいるとパパが「懐かしいー」と。私は初めてこの商品を知ったので、その言葉にびっくりでした。聞いてみると実家では定番で大好きな飲み物だったと…。「実家を出てから飲むことも無くなり忘れかけてたところ、また飲めるなんてうれしい、たくさん買っていいからね」と言われました!(笑) 今では家族全員大好きな飲み物です!広島から誰も知り合いのいない愛知に引っ越して1年強。広島でのコープに引き続き、こちらでもコープをお願いしています。毎週、話相手になってくれる配達のお兄さん、ありがたいです!「コープと私」切っても切れないパートナーです!検査センターだより夫が好きなリフレッシュ中村光子(扶桑町)実家で定番ゆずみち(春日井市)ずっとコープあぶいけ(一宮市)AF2は悪の添加物だったのか?
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