ウィズコープ12月号 2023年 vol.306
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てのみかんでつながる組合員との絆QAQA編集部まとめ組合員、生産者・メーカー、生協と、工場見学や学習会で多くの交流をしてきました。ついつい食べちゃって止まらない!1月号は「  味一番拉麺」です。●厳しい状況の中で育てる みかんは寒さに強い果物ですが、寒波が来ると木の樹液が凍り、木が裂けてしまいます。昔は30年に一度の割合で寒波が来ましたが、最近は気候の変化で3〜5年に一度です。また、みかんは山の斜面で栽培しているので、摘果や収穫は、機械では無理です。人の手で1つ1つはさみを使って収穫するため手間も時間もかかり、大変な重労働です。最近は、みかんの消費量が減少しています。消費が減ると生産者も離農してしまい、以前は100人以上いた生産者(組合メンバー)も今は20数人になってしまいました。後継者がおらず、高齢化もすすみ人手不足ですが、今いるメンバーで助け合って作っています。●交流があるからこそ 天竜川から蒲郡市の間の土壌は、みかん栽培に最も細江みかんの取材こぼれ話はWebで適しています。みかんは地中の水が多いと甘さが薄まってしまいます。日照時間が長く、しかも雨が少ないこの地域で栽培するみかんは、コクと深みがあり、味も濃くなります。収穫したみかんは、1粒残らず出荷したいです。見た目が悪くても、すべて生協の基準を守って生産しているものだからです。農薬の使用が少ない分だけ、見た目が悪いなどのリスクが多くなりますが、ご理解の上、利用していただきたいと思います。 組合員や職員のみなさんとは、交流会や研修会などを通して、共に学び励まし合ってきました。今もオーナー企画などで交流をしています。ぜひ現地に来てみかんの木を見ていただきたいです。左から 渥美位茂(あつみ のりしげ)さん堀越茂一(ほりこし しげかず)さん細江農産物供給センターレシピ監修 管理栄養士 山本理江さん“みかん”で作る おすすめレシピ“みかん”で作る おすすめレシピ果肉と果汁の両方を使って果肉と果汁の両方を使って果肉と果汁の両方を使って【鶏肉のソテー みかんソース】 ●材料(2人分)鶏モモ肉……………250〜300g塩・こしょう…………各適量薄力粉………………適量玉ねぎ…………………1/4個にんにく………………1かけみかん…………………2個(約200g)オリーブ油……………小さじ2  はちみつ…………小さじ1A  顆粒コンソメ……小さじ2  水………………100mlゆでブロッコリー……お好みで❹❸のフライパンに玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒める。ここにみかんの果肉と果❺器に❸を盛り、❹をかける。お好みでブロッコリーを添える。汁・Aを入れ、5分ほど煮詰める。風通しがよく、涼しい所で保管します。袋に入ったみかんは、す風通しがよく、涼しい所で保管します。袋に入ったみかんは、すぐに袋から出して籠などに盛り付けて。乾燥が気になるときぐに袋から出して籠などに盛り付けて。乾燥が気になるときは、布巾などを掛けます。箱に入ったみかんは、底から傷みやすいので、箱を逆さにして開封しましょう。風通しをよくするたいので、箱を逆さにして開封しましょう。風通しをよくするために、ふたは開けたままで。めに、ふたは開けたままで。外皮の色が濃い物、へたの芯が小さい(細い)ものをおすすめし外皮の色が濃い物、へたの芯が小さい(細い)ものをおすすめします。また、外皮は薄い方がおいしいです。外皮の薄さと、みかます。また、外皮は薄い方がおいしいです。外皮の薄さと、みかんの房の皮の薄さは比例しています。❶鶏肉は筋切りをして2枚に分ける。塩・こしょうをふり、薄力粉をまぶす。❷玉ねぎは薄切り、にんにくはつぶす。みかんは外皮をむいて、1個は1cm角に切り、もう1個は果汁をしぼる。❸フライパンにオリーブ油・にんにくを入れて熱し、にんにくは香りが立ったら取り出す。❶を皮目から入れて焼き、両面こんがりと焼けたら取り出す。き、半分に割ってから薄切りにする。❸耐熱容器に❷を並べて❶を流し、200度に予熱したオーブンで30〜35分焼く。こちらも「見栄えより、中身にこだわった産物を」をモットーに、みかんの他、はっさくやレモンも栽培はっさく次回予定:2月ごろり声5くつ保存方法は?おいしいみかんの見分け方は?フランスの定番焼菓子で【みかんのフラン】 ●材料(2〜3人分)みかん……………1個(約100g)卵黄………………3個分きび砂糖®…………60g生クリーム………200ml❶ボウルに卵黄・砂糖を入れてよく混ぜ合わせる。ここに生クリームを2〜3回に分けて入れ、混ぜ合わせる。❷みかんは外皮をむテレビを見ながら

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