ウィズコープ12月号 2024年 vol.318
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「年越し信州そば」ができるまでココがこだわりココがこだわり2信越明星株式会社営業部 営業課千曲川下塩尻工場うえの わたる上野 航さん毎年多くの組合員に利用されている、人気商品の「年越し信州そば」。製造には、おいしさへのこだわりが詰まっていました。国内最大のそばの産地である北海道の生産者と契約。良質なそば粉を仕入れています。繊細な生地を少しずつ薄く延ばします。四方八方から圧力をかける波型ロール機械で、手打ちのような麺に仕上げます。そば粉、小麦粉、水を混ぜ合わせます。その日の天気や気温に合わせて水の量や温度を調整。空気を含ませながら撹拌(かくはん)する生そばは、家庭でゆであげたときに口の中で風味が広がる一番おいしい状態になります。16番手※の太さで、のどごしのよい真っすぐな麺に切り分けます。※番手とは、30mmの幅を何本に切り分けたかの単位。16番手は16本に切り分けた太さ千曲川の伏流水をくみ上げ、製麺に適した硬度調整をして使用。切り分けた麺は、手作業の熟練した技で形を整えながら袋詰めします。麺の太さにはさらに工夫があります。そばは食物アレルギー特定原材料に指定され、症例数は比較的少ないものの重篤な症状を引き起こします。そば専用の工場を設け、その他製品と製造ラインを完全に分けることで、原料段階から混入防止を行っています。信越明星株式会社信州そばで有名な長野県に、そば専用工場を含む3つの工場を持つ。国産そば粉を使った本格信州そばをはじめ、うどん、中華麺などを製造。原 料圧延(あつえん)ミキシング切り出し包 装そば専用工場下塩尻工場大みそかの食卓を飾る料理は各家庭でさまざまですが、一年を締めくくる食べ物として、多くの方が年越しそばを口にされるのでは?世界一の「そば工場」をめざす信越明星の上野さんにおいしいそば作りへのこだわりや、おすすめのゆで方について、うかがいました。一年を締めくくる

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