株式会社ナカシン冷食・鹿児島県いちき串木野市
離乳食の強い味方「バランスキューブ」の開発は、栄養士から「離乳食補助食品」として、冷凍キューブの作り方を紹介してもらったことがきっかけでした。離乳食作りの大変さを実感していた現在の代表取締役は、その便利さに感動し商品化を決意しました。売り上げは棚上げしての商品開発でしたが、小さな子どもにバランスよく栄養を摂ってほしいとの願いを込めて、2001年に誕生しました。当初はいろいろな生協に提案しましたが、なかなか理解がすすみませんでした。しかし、開発への思いがやがて伝わり、取り扱いが始まりました。
キューブの大きさは、子どもの食欲に合わせて調整できるように一粒を小さくしています。カラフルな色は直観的に4色の栄養素と捉えてもらい、不足している栄養が補えます。手のかかるうらごしは、細かくすりつぶした素材を混合した後に、人の手で行っています。
もちろん安全面も重視し、毎日行われる自社検査室での微生物検査の他、年1回の味覚テストに合格した検食員が、すべての製造ロットで味や香りに問題がないかを検査しています。また、組合員からの「フィルムが剥がしにくい」「トレイから取り出しにくい」との声を受け、材質や形状を改良するなど、利用のしやすさも大切にしています。
バランスキューブは素材そのもののおいしさを味わえるように、調味料を入れていません※。家庭で調味してわが家の味を伝え、食卓が笑顔であふれることが、ナカシン冷食の一番の望みです。
◂うらごし用メッシュ
穴の大きさは2mm。とうもろこしは薄皮が残りやすいので、素材の段階でも、人が手間を掛けてうらごしをする
◂トレイのリニューアル
組合員の声に応え、トレイの形状を変更し、取り出しやすく改良
◂離乳食交流会(守山センター)
「便利とうふ」とコラボレーションして、離乳食の紹介や試食を実施
生協の組合員は、ご自身やご家族を大切にされている方々だと思います。体は食べるもので作られています。量販店に比べると、決して安くはない商品を利用し続けるのは、「安全なものを食べさせたい」という思い、体のこと、未来のことを考えているからだと思います。その思いを裏切らないのが生協であり、その存在意義を支えているのがみなさんです。私たちは商品を作って終わりではありません。改善して、よりよいものを作り続けていきたい、そう思わせてくれるのもみなさんです。
生協はどこまでも組合員目線です。こんなにも組合員のために動き、大切にしているのかと驚きます。もちろんメーカーに対しても同じです。組合員を中心に、生協とメーカーは商品を作り、開発・改善を一緒に取り組むパートナーだと考えています。バランスキューブは、離乳食として最初に出会う商品です。これをきっかけに生協のファンになり、親から子へ、またその子へと続いていきます。交流会などで、一回に会える方は少ないですが、何回も行うことで少しずつ商品を知っていただくことが大切。これからも組合員のみなさんのお役に立てればと思っています。
※成長度合いに合わせ、豆腐を崩す大きさを調整してください
※ケーキカップの大きさに合わせて、加熱時間を調整してください
「素材そのもの」のおいしさを味わえるよう、食塩などの調味料を入れていないので※、和食・洋食・お菓子まで、いろいろなお料理にアレンジ可能です。介護食にもご利用いただけます。 ※ 緑のキューブのみ原料のコーンクリームに微量の塩分を含む
組合員、生産者・メーカー、生協と、産地工場見学や学習会で多くの交流をしてきました。
約2cm角の立方体に、ギューッと思いが詰まっていますね。
フィリピン南部のミンダナオ島で太陽の恵みを受け、甘みが十分にのったこだわりのマンゴー。
【冷凍】カットマンゴー 200g ▶︎
▲【冷凍】カットマンゴー 200g
フィリピン南部のミンダナオ島で太陽の恵みを受け、甘みが十分にのったこだわりのマンゴー。