中日本フード株式会社・愛知県春日井市
JAあいち経済連・愛知県豊橋市
株式会社大里食肉センター・三重県津市
元々、生協では精肉をトレーに入れて冷蔵で届けていましたが、消費期限が短く、家庭で冷凍保存する方もいました。しかし塊で凍ってしまうと解凍に時間がかかる上、使い切らなければなりません。宅配では利用しにくいという声があり、バラ凍結が始まりました。特に使いたい量だけが使えるミンチは、小分けして保存する手間もなく、チャックシール付きの袋でかさばらずに収まります。そんなところも人気で、生協の顔の一つといえる商品です。
日本ハムグループの中日本フードでは、愛知県内にあるJFS-B規格※認証を受けた工場で食肉を加工しています。中でも産直豚パラパラミンチは、はぐくみ自慢認証を受けたこだわりの豚肉を使用し、脂肪割合約20%以下と厳格な条件をクリアしたものです。
その品質とおいしさを届けるために、一つ一つのリスクに対応してきました。パラパラミンチの一番のリスクは溶けやすいことです。以前は凍結したミンチを手でほぐしていましたが、凍結からほぐしまでを機械化し、人手を介さないことで、適正品温を保ったまま包装できるようになりました。また、包装も自動化することで格段に作業効率が上がりました。他にも大型ミンチ機や搬送コンベアの導入、計量と包装との連動など、機械も都度新しいものに入れ替え商品の劣化を防いでいます。またエックス線、金属探知機で異物混入リスクを回避、安全・安心でおいしい商品を生み出せるように努力しています。
◂ミンチフレーカー
大型ミンチ機(FMG)でミンチした肉は、専用箱に入れて一晩凍結したのち、フレーカーにかけてパラパラにする(中日本フード)
◂計量済みのミンチ
自動計量機で計量されたミンチは包装機と連動したコンベアで自動包装機へと流れていく(中日本フード)
◂離乳食交流会(三好センター)
お子さんの離乳食が始まる組合員と交流し、パラパラミンチの使い方や安全・安心をお伝えしている
昨今の光熱費や飼料代の高騰で、産直豚肉の価格も値上がりしています。生産者は厳しい現状の中で、おいしいお肉になるよう努力しています。弊社は豚を一頭買いしており、いろいろな部位のお肉を加工しています。みなさんにはお料理に合わせて、さまざまな部位をご利用いただきたいと思っています。おいしく食べることで生産者を応援し、命の恵みを大切にできると考えています。
生協は交流会や学習会で組合員のみなさんと直接話すことができます。みなさんの商品へのご意見を聞くことができるとてもよい機会です。時々、冷凍肉の食べ方を聞かれることがあります。冷凍のお肉は、使用する7〜8時間前(冬場は10〜12時間前)を目安に冷蔵庫に移していただき、解凍することをおすすめしています。うま味を逃さず、水分を保った状態で調理することができます。お肉をおいしく食べて、生協のお肉の魅力を知ってください。
■ 使いたい分量を割って、麻婆豆腐などのお料理に。
■ タネをしっかりこね、袋の角を少し大きめに切ると、うまく絞り出せます。
■ ひき肉シートに片栗粉が入っているので、水溶き片栗粉でとろみをつけなくてもOK!
下準備:米を洗って浸水しておく。
■ ひき肉を炊き込みごはんに入れるときは、一緒に炊かずに炒めて味付けしたものを後から混ぜることで、味のなじみがよくなります。
■ なすは皮目を先に高温で加熱することで、きれいな紫色に仕上げることができます。
■ しゅうまいは先にたねを丸く成形し、ここに皮をかぶせて形を整えることで、簡単に包めます。
組合員、生産者・メーカー、生協と、産地工場見学や学習会で多くの交流をしてきました。
凍傷の心配もなくなりましたね。従業員の健康が何よりです。
はぐくみ自慢の豚肉を、しょうゆベースの甘めのタレで味付け。交流会でも大好評。
はぐくみ自慢の豚で作った厚切りカルビ焼肉▶︎
▲はぐくみ自慢の豚で作った厚切りカルビ焼肉
はぐくみ自慢の豚肉を、しょうゆベースの甘めのタレで味付け。交流会でも大好評。
中日本フードの成瀬さんから、「産直豚パラパラミンチ」を使ったレシピをいくつか教えていただきました。本誌とWebサイトにも掲載しましたが、今回成瀬さんが「ぜひ作ってみてください!」と教えてくださったのが、キムチチャーハンにパラパラミンチを使うレシピ。
キムチと豚肉は相性抜群ですが、豚小間肉や豚バラ肉は切る作業が必要。パラパラミンチならその手間いらず、しかも豚肉のうま味がごはんやキムチに絡み、肉感もしっかり感じることができるそうですよ。ぜひみなさんも一度作ってみてくださいね。
お話をうかがったのは11月末。メーカーのみなさんは、年末商品に向けて大変忙しい時期でした。中日本フードは、パラパラミンチの他にも多くのお肉を取り扱っています。年末からお正月にかけてみなさんおなじみの、すき焼き用の牛肉も加工しています。
商品案内カタログの写真や、実際に届いたお肉を見たことがありますか?とてもきれいにたたんで並べられています。実はこれ、すべて手作業でパックしているそうです。年末商品のパック詰めは種類も多く、とても忙しいので、工場の社員以外もお手伝いに入るとのこと。今回お話をうかがった成瀬さんと宮下さんも、年末に向けてお手伝いに入るとおっしゃっていました。すき焼き用のお肉は薄く、失敗したらやり直しがきかないので、成瀬さんたちは11月ころから、たたんで並べる練習をしているとのことでした。
成瀬さんと宮下さん、練習の成果を発揮できたかしら??