朝日海苔本舗株式会社・三重県松阪市
朝日海苔本舗は1921年創業の、のりの加工メーカーです。業務用製品の中でも学校給食向けに、添加物を使わない味付けのりを製造していました。1988年ごろ、添加物をなるべく少なくした商品を求めていた生協と、まずは自社商品でお付き合いが始まりました。その後、それまでの甘口タイプをベースに、容器・デザイン・のりの品質・価格などを検討。「朝一番生協パック」が誕生しました。生協の組合員のための商品です。
原料ののりは佐賀県を主体とした有明海産で、支柱式漁法※で養殖されています。干満の影響を受けるので、潮が満ちているときは海の中で栄養素をぎっしりと受け止めます。海上に出ると太陽の光を浴びて、しっかりとうま味を閉じ込めます。うま味が強くやわらかく、歯切れがよく、口どけもよいのが特長です。
味付けは素材の味を生かした自家製だれを使い、国内産のえび・昆布・かつお削り節・さば削り節のだし汁を煮出した生協オリジナルです。食卓の真ん中に置いて、大人にも子どもにも食べてほしいと、調味料(アミノ酸など)や香辛料を使っていません。味付けのり分野の主力商品となっている、理由の一つです。
ある時、一通のはがきが届きました。そこには「『容器を捨てるのが大変だから、買わないように』と親から言われたので、袋入りを作ってほしい」とありました。朝一番が大好きな高校2年生からでした。この声がきっかけで誕生したのが、「朝一番おとくようパック」です。組合員の声に応えた商品です。
◂支柱式漁法
潮が引き、のり網が一定時間空中に出ることで病気にかかりにくく、丈夫なのりを作るのに有効
◂摘採(てきさい)
のりが15〜20cmくらいに成長したら収穫を始める。のり網の下を専用の船が通って摘み取る
◂共販会場
加工されたのりは、品質によって分けられ、それを入札で買い付ける。焼き上がりの色を想像して選ぶのは、まさにプロの技
のりは、穏やかで大きな河川が流れ込む海で育ちます。山から流れてくる栄養と、低い海水温でおいしく育ち、よいのりが採れます。しかし、近年の異常気象で、以前と比べ山からの恵みも変化しています。地球温暖化で海水温が上昇している影響もあり、のりの不作が続いています。養殖業者の後継者不足も深刻だといわれてきています。資材の値上げや、物流費・光熱費の高騰も、のりの製造に大きく影響しています。厳しい状況が続きますが、製造計画の見直しや生産工程の改善、包材・仕様の規格見直しなどの工夫を継続してコスト削減に努め、味を守り品質向上に努めることを大切に、日々商品作りに取り組んでいます。
弊社の「朝一番 生協パック」に対する思いはとても強く、のりの買い付けは、社長自ら行います。交流会で聞いた組合員の声を伝えると、「それなら、要望に合ったのりを買い付けなければ」と、のりの選定も検討するほどです。組合員のみなさんも商品を大切に思い、「もっと利用してもらおう」と周りの方々に広めてくださり、本当に感謝しています。交流会では、直接会うことでメーカーの思いを知っていただき、みなさんの思いも感じることができる。その積み重ねで今があります。売り手と買い手ではなく、アドバイスをもらいながら一つの商品を一緒に育てる関係であり、これからも共に新たな商品作り、改善に努めていきたいと思っています。
■ いろいろな野菜を巻いてもおいしい♪
■ 味付のりは、パンを焼いてからのせてください。先にのせると、のりが焦げる場合があります。
のりは湿気ると、風味が落ちるので、開封後は密封して保存してくださ い。冷蔵庫での保存をおすすめします。
冷蔵庫で保存していても湿気てしまったら、佃煮にするのがおすすめです。
■ 味付のりの場合は、調味料を加減してください
組合員、生産者・メーカー、生協と、産地工場見学や学習会で多くの交流をしてきました。
のりの香りは、「日本の食卓」を感じさせますね。
国産ののりをパリッと焼き上げました。おにぎりに巻きやすい3切サイズにカット。保存に便利なチャック付き袋です。
おにぎりのり(焼のり)3切40枚▶︎
▲おにぎりのり(焼のり)3切40枚
国産ののりをパリッと焼き上げました。おにぎりに巻きやすい3切サイズにカット。保存に便利なチャック付き袋です。