伊藤ハム株式会社・愛知県豊橋市
伊藤ハムとのお付き合いは40年以上前、「無塩せきロース」の発売からです。1990年代後半、ハム市場では複数連パックが人気を集めだしていました。生協初の使い切り3連パックとして、食品添加物を極力抑え、特定原材料7品目をなくした製品をめざして開発されました。
このハムの特長は「無塩せき」であること。一般的なハムを作る工程に、発色剤を入れた調味液に肉を漬け込み、発色効果の他に微生物の増殖抑制効果、熟成風味の醸成効果を求める「塩せき」があります。「無塩せき」とはその発色剤を使わないで漬け込むことです。また、結着補強剤としてのリン酸塩も使用していません。全国展開している伊藤ハムの数ある商品の中でも、東海3生協※の組合員だけが利用できるハムです。
添加物を抑えるということは、衛生管理、品質管理が重要になってきます。発色剤や保存料を使用していないので、他の商品が混ざらないように気を配って生産しています。
発売以来、人の目と手で肉質や熟成の具合を確認して作られています。もちろん、味にも自信があります。調味液はおいしく仕上がるように調味料の配合バランスが決められ、このハム専用です。スライス幅はサラダにも使い勝手のよい約1.5ミリです。安全・安心、おいしさと使いやすさの3つがそろった人気ナンバー1の商品です。
※コープぎふ・コープあいち・コープみえの3生協
◂ケーシング詰め
ケーシングという包装素材で包み、ハムの形に整える。その際、強く縛り過ぎないよう、こつのいる作業
◂ハム原木
ケーシング詰めしたハム原木を乾燥・燻煙・加熱。冷却後、ケーシングを取り除きスライスする
◂飾り切り学習会(2011年)
守山センターで開催されたハム・ウインナーの飾り切り学習会
コロナ禍での学校給食の停止や飲食店の休業の期間は、業務用商品が落ち込みましたが、ご家庭での調理や食事の機会が増えたため、家庭用商品は大きく伸長しました。昨今の世界的な食料需給逼迫(ひっぱく)や不安定な国際情勢では、ハム・ソーセージや調理加工食品の主原料である畜肉、補助原料の小麦粉やチーズなどの価格が高騰し、今後もさらに上昇することが見込まれます。燃料価格上昇による生産工場を稼働するコストも、著しく増加しています。このような厳しい環境の中、私どもは全社をあげて効率化・合理化を推進し、コストの抑制に取り組んでいます。
安全・安心の商品をお届けするという点で、生協は先駆者だと思っています。お付き合い当初から変わらず、東海コープ※の担当者が工場で商品の確認をしています。一般の量販店との違いは、「売れるのか、売れないのか」ではなく「売りたいね」「育てたいね」「組合員のみなさんに伝えたいね」と常に商品を中心とした話になることです。組合員の声を聞いて提案・提供し、その答えが利用点数やご意見で返ってくる。結果が分かれば、やりがいにつながります。今後もみなさんの声に応えるべく、くらしに寄り添った商品を提案し、地元豊橋市に工場を置く会社として、安全・安心な商品の提供に努めていきます。
■ 巻いたハムは、野菜スティックやパスタなどで留めると安全です。パスタは水分を吸ってやわらかくなり、一緒に食べられます。
※画像はイメージです。伊藤ハムの「燻し工房ロースハム」を使用しています。
■ 味をみて薄いようなら、だしじょうゆを足すか、塩で味を調えます。
※画像はイメージです。伊藤ハムの「さわやかパックうすぎりホワイトロースハム」を使用しています。
※画像はイメージです。伊藤ハムの「朝のフレッシュロースハム」を使用しています。
■ ミニトマトは、黄色や緑色があるとカラフルなケーキに♪
※画像はイメージです。伊藤ハムの「朝のフレッシュロースハム」を使用しています。
使い切ることをおすすめしますが、残ってしまった場合はパッケージから出して、できるだけ空気を抜いてラップをし、さらに食品保存袋に入れておくとよいでしょう。
ロース肉はきめが細かく、適度にうま味のある脂肪を含み、やわらかく仕上がります。
4枚重なっているハムなら、まず2枚ずつに剥がし、それから1枚ずつにしてみてください。
組合員、生産者・メーカー、生協と、産地工場見学や学習会で多くの交流をしてきました。
焼いてもおいしいけれど、まずはそのままで!
ハレの日には、ちょっとぜいたくに。
朝のフレッシュ生ハムロース
57g(19g×3)►
ハムやソーセージを使ったレシピが数多く掲載されています♪