株式会社坂崎製麺・三重県四日市市
もともと「冷やし生中華」は地域で企画・開発して、地元の製麺業者から組合員にお届けしていました。1997年、東海コープ事業連合※1 のブランドとして規格、価格、包材を統一しましたが、製造の変更はありませんでした。その後、日本生協連※2のブランド化にあたり、製造を統一する必要が出てきました。以前から伊勢うどんでお付き合いのあった坂崎製麺に依頼し、商品開発が始まりました。しかし、地域の特色が濃い冷やし生中華を統一するのは、簡単なことではありません。材料の配合、麺の厚みや幅、食感など、東海3県の組合員が納得できるように、さらに一段上のおいしさを追求しました。各地域の組合員に麺を説明し、試食を通して直接感想を聞きました。もらった意見を試作に生かすことを何度も繰り返し、2019年3月、コープ商品としてリニューアルデビューしました。
麺のコシを出すのは小麦たんぱくです。そこで小麦たんぱくを多く含む北海道産小麦「ゆめちから」を使っています。この小麦はコシを強くするだけでなく、もちっとした食感が出るのが特長で、小麦のおいしさを十分に味わってもらえる麺です。
しょうゆ味のスープも組合員の声から、市販のものより酸味を抑え甘味を出しています。ごまだれ味は、濃厚なごま感と酸味のバランスのよいスープです。子どもから高齢者まで広く受け入れられるのは、組合員の声を生かしているからです。
◂ミキシング(低速)
最初に高速で行い、水分を素早く全体に行き渡らせ、その後低速でじっくり練り上げて、コシの強い麺にする
◂圧延
成型後の生地は、いくつもの圧延ロ一ラーを用いて、少しずつ薄くしていく
◂切出
厚みを調整した麺帯(めんたい)を「切り刃」に通し、麺線(めんせん)にする
最近の為替市場や中東情勢にはかなり影響を受けています。スープは国内で製造していますが、スープの原料となる素材が輸入品のため、円安の影響でスープの価格が上がってしまっています。また、石油が高騰すると燃料費が上がります。麺をゆでるボイラーや商品のパッケージなどもコストが掛かってしまっています。包材の材質を変えたり、印刷を減らしてインク量を削減したり、作業の効率を図って工場の稼働時間を短くするなど、いろいろと工夫をしています。
生協は、味や品質のよさを大切にしてくれます。がんばっていること、こだわっていることをちゃんと理解してくれます。組合員のみなさんにお願いしたいことは、利用して、少しでも気になったことがあったら、声に出してほしいということ。みなさんの率直な意見が聞ける、それができるのが生協です。おいしさは、食べてもらった評価です。一人ひとり基準は違いますが、いろいろ考えて工夫したら、みんながおいしいと感じるものができるかもしれない。それは「意見」がないとできません。「どうしたらおいしくなるだろう」と考えることは楽しくて仕方がありません。ぜひ、忌憚(きたん)ない意見をお願いします。ご意見をいただきながら、改良を重ね、長く愛される製品を作っていきたいです。
■ 冷凍の揚げなすならレンチンでできるから、簡単だし時短!
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お好みでラー油をかければ、担担麺風に。
トッピングに蒸し鶏などもおすすめです。
しっかりと水切りをしましょう。トマトなど水分が出る野菜は、食べる直前に乗せます。薄いと感じたら、ドレッシングを追い掛けするのもおすすめです。
ゆでた麺を氷水でキンキンに冷やして麺をしめ、しっかり水を切ってから、ごま油を全体にまぶします。時間がたっても麺がほぐれやすくなります。
加熱すると酸は飛ぶので、たれを電子レンジで加熱して冷やすとよいでしょう。また、ごま油やマヨネーズを足すと酸昧を感じにくくなります。トッピングを全体に散らし、麺と混ぜると小さなお子さんでも食べやすくなります。
組合員、生産者・メーカー、生協と、産地工場見学や学習会で多くの交流をしてきました。
マンネリになりがちな具材解消に温泉卵、おすすめです!
添付のソースは液体ソースだから麺に絡みやすいです。スパイシーなウスターソースで焼そばにピッタリ!
【CO・OP】焼そば(国産小麦使用)3食(150g×3)+液体ソース▶︎
▲添付のソースは液体ソースだから麺に絡みやすいです。スパイシーなウスターソースで焼そばにピッタリ!
【CO・OP】焼そば(国産小麦使用)3食(150g×3)+液体ソース