【相続】今から考えておきたい「デジタル終活」 国民生活センターより
2025/10/16
■デジタル遺品とは?
スマホやパソコンが普及した現代では、ネット銀行の口座情報や、動画・音楽などの定額制サービス(いわゆるサブスク)のアカウントなども、故人の遺品として残されるようになりました。これらは「デジタル遺品」と呼ばれ、遺族が手続きに困るケースがあります。
■相談事例
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利用していたネット銀行の手続きをしたいが、スマホのロックが解除できず、契約先がわからない。
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QRコード決済サービス事業者の相続手続きが、1か月以上たっても終わらない。
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故人が契約していたサブスクの請求を止めたいが、IDやパスワードが不明で手続きできない。
■相談事例からみる特徴
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故人のスマホやパソコンなどのパスワードが不明な場合、第三者がロックを解除することは非常に困難です。
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ネット上の資産は、契約書が紙ではなくメールなどで交付されることが多く、遺族が簡単に見つけられないことがあります。また、実店舗がない事業者の場合、郵送による必要書類の受け渡しなどで、手続き完了までに時間がかかることがあります。
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サブスク契約は、契約者本人が亡くなっても、解約手続きを行わない限り請求が続いてしまいます。
■事前の対策=「デジタル終活」のすすめ
☑スマホやパソコンのロック解除対策
万が一に備え、パスワードを書いたメモを保管しておきましょう。
- 第三者に簡単に見られないよう、修正テープでマスキングしたり、パスワードを直接書かず、家族にだけ分かる合言葉を記載したりするなどの工夫が必要です。
☑ネット上の資産・契約情報の一覧化
契約しているサービス名・ID・パスワードを一覧にして整理しておきましょう。アプリを活用することで、効率的に確認することもできます。
(例:Appleの「パスワードアプリ」、Googleの「パスワード マネージャー」など)
- なお、ID・パスワードがわからない場合でも、契約先事業者が特定できれば、遺族から連絡することで、解約等に応じてもらえるケースが多くみられます。
☑エンディングノートの活用
自分の思いや情報を記録する手段として、エンディングノートの活用も検討しましょう。
(例:「人生は『これから』が面白い!」など)
☑アカウント引継ぎサービスの活用
自分に何かあったときに備え、スマホなどのアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスも活用しましょう。
(例:Appleの「故人アカウント管理連絡先」、Googleの「アカウント無効化管理ツール」など)
(例:「人生は『これから』が面白い!」など)
☑アカウント引継ぎサービスの活用
自分に何かあったときに備え、スマホなどのアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスも活用しましょう。
(例:Appleの「故人アカウント管理連絡先」、Googleの「アカウント無効化管理ツール」など)
(国民生活センター報道発表資料「今から考えておきたい『デジタル終活』」より)
詳細については下記リンクをご参照ください。
・国民生活センター 報道発表資料「今から考えておきたい『デジタル終活』」
・国民生活センター 見守り新鮮情報「始めましょう!デジタル終活」