2025.07.10
【相談】相続の進め方?何をどうすれば・・・!?(弁護士からのアドバイス)

夫が亡くなりました。相続手続きについて何をすればよいのか分からず困っています。

ご家族が亡くなられた際には、役所への届け出や年金の手続き、公共料金の名義変更、クレジットカードの解約など、多くの手続きが必要になります。特に、以下の「相続手続き」は期限もあり、手続きが遅れると申請が受理されない場合や、追徴課税が発生する場合があるので注意が必要です。
- 「相続放棄・限定承認」
相続を知ったときから3か月以内に申請を行わなければなりません。故人が遺した資産より借金など債務のほうが多い場合には、資産も債務も相続しない「相続放棄」や、資産を限度に債務も相続する「限定承認」を行うことができます。
- 「準確定申告」
相続開始を知った日の翌日から4か月以内が期限です。故人が自営業やフリーランスなどで所得があった場合に、代わって行う確定申告です。
- 「相続税の申告・納付」
相続開始を知った日の翌日から10か月以内が期限です。ただし、遺産総額が「3000万円+(600万円×法定相続人数)」までは、基礎控除として課税されません。
何をどうするのか迷った場合、まずは手元にある財産や相続人が分かる資料(通帳、固定資産税の納税通知書、相続人の関係図など)をご用意のうえ、弁護士など専門家に相続の進め方についてご相談されることをおすすめします。
(名古屋第一法律事務所より)
相続や後見、遺言、離婚のご相談は「くらしの相談室」へ
コープあいちの組合員の皆さまは、無料の法律・税金相談がご利用できます。(相続登記に関わり、司法書士のご紹介もできます。)
お気軽にご相談ください。 電話052-781-6176 詳しくは➡